治療で使う水もクリーンに

診療台の横から口をゆすぐために出てくる水や、歯を削る際や歯石を取る時などにドリルから出てくる水など、歯科医院での治療には多くの水を使います。
しかし、その治療用の水がとても汚れている事実をご存知でしょうか?
使用器具の滅菌や使い捨ての製品を用いたとしても、盲点となっているのがこの「治療に使う水」です。
実は、夜間や休診日の間に診療ユニットの中で水が滞留することにより菌が繁殖し、特別な対策をとらなければ、水道水の基準の数十倍から数千倍の細菌が検出されることが報告されていますが、全国の9割近い歯科医院では対策が採れていないのが実情です。
当院では、診療後に残留水を排水する際に洗浄液を給水管路に供給し、夜間・休日等にはそれらの洗浄液を管路内に滞留させて、給水管路をクリーンに保ちます。
また、ユニット内の水が流れる管の中には歯科用除菌フィルターが装備されており、水回路中の様々な細菌や微粒子などを排除し、クリーンな水が供給されるようになっています。
この機会に、歯科治療で使われる水について考えてみませんか?